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脳神経外科
設備紹介
岸和田徳洲会病院では脳の検査・手術・放射線治療に必要な機器は最新の装置が備わっています。 日常よく使われる設備を一部ご紹介いたします。
CT
当院では64列マルチスライスCTを使用しています。
脳動脈瘤(○印)などの脳血管の病気はカテーテル検査を行なわなくても鮮明で3次元的に写すことができます。 また、下の写真のように動脈だけでなく静脈も写すことができますので、カテーテルによる血管撮影が不要になり手術前の検査が以前にくらべて楽になりました。
MRI
当院では3テスラの高性能MRIを備えており、24時間の緊急対応が可能です。 従来のMRIより検査時間が短く、高画質な像が得られますので、写真のような脳腫瘍(矢印)の手術方法を決めるときや脳血管の病気を調べるときに有用です。
脳神経外科外来では、認知症の患者さんの脳体積をMRIで測定することによりアルツハイマー型認知症の補助診断(VSRAD)をおこなっています。下の写真の患者さんは色のついた部分の脳が痩せていますのでアルツハイマー型認知症と診断されました。
脳血管撮影
脳神経外科では最新のデジタル式血管撮影装置を備えています。
鮮明な画像が得られますので、頚動脈狭窄症や脳動脈瘤のより精密な診断のために有用です。 当科では血管内治療を積極的におこなっていますので、より確実、より安全な治療が可能となっています。
脳血流シンチ(SPECT)
ラジオアイソトープ(RI)を静脈注射することにより脳血流量を測定します。
脳血管がつまったり細くなっている場合には脳血流が低下しますので脳梗塞の危険性を判断することができます。
写真では内頚動脈が閉塞し大脳の脳血流が減少した患者さんにバイパス手術をおこない 脳血流が回復していることがわかります(矢印の部分)。
認知症患者さんにこの検査をおこない認知症のタイプ(アルツハイマー型など)を調べることもあります。