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部門内容

CE機器管理業務

① 機器中央管理

病院内で使用されるCE機器を集中的に中央管理し、医療安全に貢献してゆきます。管理機器としては、人工呼吸器38台、輸液ポンプ214台、シリンジポンプ214台をはじめ呼吸心拍監視装置、除細動器、保育器、低圧持続吸引器、パルスオキシメーター、酸素流量計など多種多様にわたり、保守点検・管理を行なっています。

② 高気圧酸素治療

人は大気圧(1絶対気圧)の環境で生活していますが、これよりも高い気圧(2絶対気圧)の酸素を吸うことによって、血液中により多くの酸素を溶かし込むことができます。こうして身体の隅々にまで酸素を行き渡らせ、疾患の改善を図る治療法を「高気圧酸素治療」と言います。適応疾患は減圧症又は空気塞栓、一酸化炭素中毒、重症軟部組織感染症、急性末梢血管障害、脳梗塞、腸閉塞、突発性難聴、骨髄炎などがあり、私たちは医師の指示の元、高気圧酸素治療装置の操作および保守点検を行なっています。

③ RST(呼吸サポートチーム)

RSTとは医師や看護師、理学療法士、臨床工学技士などが専門的知識を持ち寄り、院内における呼吸療法が安全で効果的に行なわれるよう、サポートするチームのことです。
臨床工学技士は人工呼吸器が患者にとって安全・安心な機器であるように、保守点検・管理を行なっています。RSTとして週に1度のラウンド・カンファレンス、2ヶ月に1度の勉強会を行い、知識・技術の向上に取り組んでいます。

血液浄化業務

血液浄化とは、人工透析療法・血液濾過療法・血漿交換療法・血液吸着療法等の総称で、体内に貯まった老廃物などを排泄、もしくは代謝する機能が働かなくなった場合に行なう治療法です。
当院においては、血液透析(HD)・血液濾過透析(HDF)・持続緩徐式血液透析(濾過)法(CHD【F】)・血漿交換療法(PE)・血液吸着法(HA)・腹水濾過濃縮再静注法(CART)などの血液浄化療法を透析室や集中治療室で実施しています。さらに難治性疾患である潰瘍性大腸炎などの自己免疫性疾患には顆粒球除去(G-CAP)、感染や侵襲に対する全身性炎症反応などの重症度の高い敗血症性shockなどの症例にはエンドトキシン吸着療法(PMX)などを実施しています。

[外来透析センター]

34床のベットで外来通院されている患者様に血液(濾過)透析を行なっています。
機器の保守管理はもとより、準備から穿刺、返血まで血液(濾過)透析に関する全ての業務を行ないます。

[入院血液浄化治療室]

8床のベットで導入期、周術期の血液(濾過)透析をはじめ、ICUやHCUなどで持続緩徐式血液透析(濾過)法(CHD【F】)・血漿交換療法(PE)・血液吸着法(HA)など、あらゆる急性血液浄化を24時間体制で行ないます。

人工心肺業務

心臓の手術を行う場合、一時的に心臓の動きを止める必要があります。その際、心臓と肺の代わりに人工心肺装置という機械を用いて、血液循環(ポンプ)と酸素化(人工肺)の機能を代行し、心臓が止まっていても頭や臓器の血流を保つことで生命維持を行います。臨床工学技士は、心臓外科医、麻酔医、手術室看護師と連携しながら、人工心肺装置の操作を行い、安全で高度な心臓手術をサポートします。
また、大動脈瘤に対して低侵襲的におこなうステントグラフト内挿術においても、積極的に技術提供を行っています。近年、増加している経カテーテル大動脈弁置換術(TAVR)でも、人工心肺チームはAGチームの技士と協力して清潔野での準備や間接介助、麻酔科医師のサポート等の業務を行っています。

血管造影室業務

① 心臓カテーテル業務

ポリグラフを用いて心臓血管造影(CAG)、経皮的冠動脈インターベンション(PCI)中のバイタルサインの監視、インターベンションを行う際には、使用される物品出しやIVUS、FFR、OCTなどの機器を使用し、血管径や血管内腔、プラーク性状などの各種の計測・解析を行います。ハイリスクPCIではIABP(大動脈バルーンパンピング)やPCPS(経皮的心肺補助)、補助循環用ポンプカテーテルIMPELLA(インペラ)も使用されるので、これらの準備・操作・監視を行います。

② 植込みデバイス

心臓の拍動が突然異常に遅くなったり止まってしまうことで心臓から送り出す血液量が減り、めまいや失神を起こす場合を徐脈性不整脈と言い、ペースメーカ植込み適応となります。反対に脈が極端に早く乱れている心室細動や心室頻拍といった致死的不整脈には植込み型除細動器(ICD)が必要になります。さらには、重症心不全症状を改善する治療として使用されるデバイスで心臓再同期療法(CRT)の植込みも行っています。それらのデバイスの植込み手術から外来受診時でのプログラマ操作等を対応しています。また近年ではインターネット回線を用いた遠隔モニタリングを行い、デバイス管理をすべて臨床工学技士のみで行っています。

③ カテーテルアブレーション

カテーテルで不整脈を起こす原因となる異常な電気興奮の発生個所を高周波電流で焼き切ったり、冷凍凝固させて不整脈発生を防ぐ治療法です。その為に必要な心臓内の電気信号を記録し、測定したり、不整脈を意図的に誘発させて診断したりする為に必要な記録装置やスティムレーターの操作、焼灼部位やカテーテル位置を視覚的にとらえる為に3Dマッピングという装置などを使用します。これら、アブレーションに必要な機器の準備から操作をすべて臨床工学技士が行っています。

④ 末梢血管カテーテル業務

下肢末梢血管や人工透析に使用するシャント血管などの検査・治療でも、ポリグラフを用いての圧測定から解析、IVUSでの血管径の測定からバルーンサイズ、ステントサイズ決定への助言、物品出し、術者のアシスタントなどと深く治療に関わっています。

内視鏡業務

内視鏡室では、胃カメラ、大腸カメラやEMR(内視鏡的粘膜切除術)、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)、EST(内視鏡的乳頭括約筋切開術)、ERBD(内視鏡的胆道ステント留置術)、内視鏡的胆道結石採石、砕石術などの治療介助や検査・治療に使用する内視鏡関連機器や処置具などの保守点検や物品管理や機器トラブルの対応を行っています。

手術室業務

手術室ではハイブリッド手術室を含む全11室に配置されている麻酔器、電気メスをはじめ、鏡下手術で用いられる鉗子類、光源器・画像処理装置、内視鏡手術支援ロボット(da Vinci)の準備、操作や保守・点検を中心に多岐にわたっています。近年、手術室における臨床工学技士の需要が急速に高まっており、当院では術中温熱化学療法(HIPEC)のアシスタントなども行っています。