インスタ youtube
メニュー
病院のご案内
院長あいさつ 病院の理念 病院概要 病院の沿革 患者様の権利 子ども患者さんの権利 包括同意について 個人情報保護方針 個人情報の利用目的 臨床指標 地域医療支援病院 病院情報の公表 令和5年度病院指標 令和4年度病院指標 令和3年度病院指標 令和2年度病院指標 令和元年度病院指標 平成30年度病院指標 平成29年度病院指標 平成28年度病院指標 平成27年度病院指標 認定証書 認定証書 DPC メディア掲載情報

令和6年度 岸和田徳洲会病院 病院情報の公表

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
  4. 転倒・転落発生率
  5. 転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
  6. 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
  7. d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
  8. 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
  9. 身体的拘束の実施率
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 303 167 178 199 441 954 1,366 2,899 2,844 749
2024年度に退院された患者さんの人数を10歳刻みで集計しています。
平均年齢は69歳、中央値は75歳です。
全体における患者さんの割合は、60歳未満の方が22.1%、60歳以上の方が77.8%です
全体の35.8%は80歳を超える患者様となっており、前年度と比較して1.6%上昇しています。
救急告示病院(三次救急医療機関)の施設認定を受けており、幅広い年齢層において幅広い疾患に対応しておりますが、
DPC請求の30.1%を循環器系疾患と消化器系疾患で占めています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) 147 2.52 4.54 0.68 71.84
060335xx0200xx 胆嚢炎等 103 6.65 7.05 1.94 67.06
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 78 1 2.66 0 67.29
060035xx0100xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 50 13.82 14.81 4 69.8
060150xx03xxxx 虫垂炎 48 4.92 5.32 0 42.29
外科では消化器外科、呼吸器外科および乳腺外科を診療しています。 鼠径ヘルニアの治療の多くは1泊2日で、翌日退院となっています。結腸直腸の悪性腫瘍ではほとんどが侵襲の少ない腹腔鏡下手術、ロボット支援下手術を行なっています。さらに胃の悪性腫瘍でも腹腔鏡下手術、ロボット支援下手術が増えています。急性腹症として来院することの多い虫垂炎、胆嚢炎も緊急に診断、治療が出来るようにしています。 これらもほとんどが腹腔鏡下手術で行われています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx02xxxx 股関節・大腿近位の骨折 109 27.31 25.29 72.48 83.23
160760xx01xxxx 前腕の骨折 52 7.31 5.95 0 69.48
160720xx01xxxx 肩関節周辺の骨折・脱臼 33 18.94 14.04 18.18 73.15
160780xx97xx0x 手関節周辺の骨折・脱臼 22 2.95 3.94 0 39
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 20 27.15 36.42 90 82.95
大腿骨近位部骨折だけでなく、他の四肢外傷や脊椎、骨盤外傷にも対応しています。北泉州地区での四肢外傷輪番病院も担当しており、開放骨折に対して創外固定を含めた手術も可能となっています。上腕骨近位部骨折でも転位が大きく保存的治療では変形や機能障害が予想される症例に対してはリスク評価後、積極的に手術療法を行っております。大腿骨近位部骨折では、受傷後できるだけ早期に骨接合術、人工骨頭置換術を行っています。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 25 3.08 4.65 0 49.44
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 16 2.56 2.74 0 76.69
160200xx030xxx 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 16 3.06 3.31 0 25.19
080010xxxx0xxx 膿皮症 15 13.67 12.98 6.67 70.47
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) - - 6.92 - -
当科では眼瞼下垂治療及び顔面骨骨折を含む顔面外傷の治療が多くをしめています。また、皮膚皮下腫瘍への治療も多く、外来日帰り手術が可能です(悪性腫瘍あるいは軟部腫瘍の場合には入院加療が必要となります)。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060xx99x40x 脳梗塞 112 14.74 16.89 43.75 74.79
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 44 19.18 18.68 72.73 72.57
010070xx9910xx 脳血管障害 37 2.22 3.23 0 75.89
010050xx02x00x 非外傷性硬膜下血腫 36 16.31 11.90 27.78 82.47
010030xx991xxx 未破裂脳動脈瘤 34 2.68 2.86 0 66.44
当施設は循環器系疾患(循環器内科、心臓血管外科)の診療体制が整った施設であるため、脳神経外科も必然的に脳血管障害の患者が多く、循環器系の科とは全身のアテローム性血栓症に関して連携を取りながら、頸動脈狭窄症や頭蓋内動脈狭窄症の診療に当たっています。当施設は一次脳卒中センターおよび一次脳卒中センターコア施設に認定されており、地域の中核病院として脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)を中心に24時間受入体制を整えています。脳卒中の救急に迅速に対応できるよう、院内ではコメディカルスタッフとの勉強会を開催し、3ヶ月毎に救急隊との勉強会を開催し搬送された患者さまの入院後経過についてフィードバックを行い、情報共有することにしています。一般市民に対しては医療講演等で定期的に啓蒙活動を行っています。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050161xx01x1xx 大動脈解離 58 32.12 29.35 24.14 69.38
050163xx03x1xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 49 19.1 14.96 8.16 79.76
050050xx0101xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 38 25.39 21.11 10.53 68.71
050080xx0101xx 弁膜症(連合弁膜症を含む。) 33 22.15 20.84 3.03 66.27
050130xx9900x0 心不全 31 19.48 17.33 19.35 81.61
①小切開心臓手術(僧帽弁・大動脈弁)、MICS手術に積極的に取り組み手術数も増加している。
②大動脈瘤に対する低侵襲手術、ステントグラフトの増加。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 77 1 2.49 0 75.08
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 31 1 4.29 0 71.26
020200xx9700xx 黄斑、後極変性 - - 5.58 - -
020240xx97xxx0 硝子体疾患 - - 4.83 - -
当院では白内障手術が診断群分類の大部分を占めています。
白内障は目の中にあるレンズ(水晶体)が濁り、視力が低下します。加齢性のものや、糖尿病によるもの、外傷性のもの、眼疾患によるものなどがありますが、加齢によるものが多くを占めています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 117 2.02 2.45 0 73.31
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 89 8.84 6.81 0 76.93
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍 46 12.85 11.11 0 71.15
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 34 17.18 13.66 5.88 78.62
11022xxx01xxxx 男性生殖器疾患 19 3.47 3.53 0 53.47
悪性腫瘍の手術件数が増え、高齢化している。高齢者がふえ尿路感染症も増加している。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 185 3.77 4.18 0.54 73.11
050170xx03000x 閉塞性動脈疾患 181 3.46 5.15 1.66 75.56
050170xx03001x 閉塞性動脈疾患 104 15.84 9.29 6.73 77.65
050030xx03000x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 78 9.91 11.37 5.13 71.85
050130xx9900x0 心不全 77 18.73 17.33 11.69 82.47
当科では、慢性冠動脈疾患である狭心症、急性冠症候群の急性心筋梗塞、そして下肢閉塞性動脈硬化症に対しても、入院治療をおこなっています。           24時間体制で、急性心筋梗塞や不安定狭心症といった緊急の診断・治療を要する急性冠症候群に対応し、 安定狭心症に対しては、冠動脈CT・運動負荷心電図・心筋負荷シンチ、またFFRによる虚血の確認をおこないカテーテル治療を実施しています。                                           下肢閉塞性動脈硬化症には、歩行時にふくらはぎが重く痛んできて、数分立ち止まって休むとまた歩けるという症状(間歇性跛行)のものから、安静時の痛み・難治性潰瘍・壊疽を来たす高度な慢性下肢虚血まであります。 細菌感染が合併すると下肢切断まで必要になるため、 薬物療法・運動療法・血管内治療(EVT)・高圧酸素療法に加えて、皮膚科・整形外科・形成外科医・看護師・薬剤師・リハビリなど多職種協働 フットケアチームを作り、 救肢に向けた集学的治療をおこなっています。  不整脈治療とくに頻脈性不整脈に対して、入院治療件数が増加しています。 とくに心房細動アブレーション治療が増加しています。
救急医学科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
0400800x99x0xx 肺炎等(市中肺炎以外) 148 15.8 18.16 39.86 82.63
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 138 16.17 13.66 30.43 80.33
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 132 19.45 20.78 45.45 81.61
180010x0xxx0xx 敗血症(1歳以上) 67 19.94 20.06 31.34 82.45
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 56 6.73 7.99 16.07 50.98
超高齢化社会を反映して、高齢の内因性救急の割合が高い状態です。軽症の初期救急から、集中治療が必要な重症症例まで、地域のニーズ全てに答えられるように努力しています。在院日数も、病病連携など地域協力を基盤にして短縮につとめています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 168 7.13 8.88 5.95 73.82
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 92 3.49 2.57 1.09 69.09
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 87 6.52 7.45 0 76.15
060140xx97x0xx 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄(穿孔を伴わないもの) 69 9.54 10.93 8.7 75.19
060102xx02xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 50 9.04 9.27 2 72.26
消化器内科では総胆管結石、胆嚢炎、胆道狭窄、胆膵腫瘍などの胆膵疾患や食道・胃・十二指腸・大腸の腫瘍などの検査・治療を行っています。特に消化管の治療においては内視鏡で腫瘍の粘膜下層に生理食塩水などを注入し、特殊な電気メスを用いて腫瘍を切除する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を多く行っています。肝胆膵領域では胆管炎の緊急ドレナージ術を多く施行しており、超音波内視鏡や胆道鏡を用いた高い専門性と技術を要する精査及び加療もおこなっています。胃潰瘍など消化管出血の救急患者も多く、24時間体制で緊急内視鏡が出来る体制を整備し、救急搬送患者や重症患者に対応しています。
乳腺甲状腺外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 19 8.11 9.77 0 62.47
090010xx02xxxx 乳房の悪性腫瘍 14 4.43 5.50 0 68
090010xx011xxx 乳房の悪性腫瘍 - - 14.76 - -
090020xx97xxxx 乳房の良性腫瘍 - - 3.94 - -
090010xx97x0xx 乳房の悪性腫瘍 - - 6.48 - -
原発性乳癌治療では、乳房温存手術とセンチネルリンパ節生検を基本的に実施し、この場合の入院日数は、4日程度である。早期にも関わらず非浸潤癌が乳房内に広く存在する時は、一期的乳房再建も併施している。乳房再建法に関しては、拡大広背筋皮弁を積極的に使用し合併症を起こすことなく良好な整容性を得ている。また悪性度の高い乳癌に関しては、術前化学療法を行った後に残存癌巣の評価と患者さん自身の希望に基づき様々な手術を行っている。更に宗教的理由で手術を受けられ無い患者さんにも治療機会を提供している。
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 25 17.4 13.66 16 80.72
0400800x99x0xx 肺炎等(市中肺炎以外) 19 10.58 18.16 10.53 73.37
080010xxxx0xxx 膿皮症 12 15.33 12.98 0 67
060190xx99x0xx 虚血性腸炎 10 5.9 8.51 0 70
180010x0xxx0xx 敗血症(1歳以上) 10 15.3 20.06 0 78
当科では病気の種類等で区切らず、幅広く診療をしております。令和6年度では尿路感染や肺炎を主に診療しています。全体でも高齢の方が多く入院されています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 56 4.82 6.98 1.79 1.73
0400801199x0xx 肺炎等(1歳以上15歳未満) 46 4.37 5.61 2.17 4.54
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 26 5.15 6.22 7.69 2.19
040100xxxxx00x 喘息 26 4.35 6.38 15.38 2.85
180030xxxxxx0x その他の感染症(真菌を除く。) 23 4 8.02 0 2.13
治療内容

気管支喘息
呼吸障害の解除を目的とします。
気管支拡張薬の頻回吸入、ステロイド(mPSLもしくはPSL)の全身投与、呼吸理学療法を主体として治療しています。点滴は可能な限り早急に中止し体動による排痰促進を目指します。
発作頻度の多い患者もしくは重症発作を認めた患者は長期管理薬を導入しています。

急性気管支炎・急性細気管支炎・下気道感染症、インフルエンザ・ウイルス性肺炎、肺炎等
肺炎と気管支炎では原因微生物に対する抗生剤治療が主体となります。学童期以上になると非定型肺炎の頻度が上昇するため原因が確定するまでは細菌性肺炎と非定型肺炎の両方を想定して治療しています。
呼吸障害を認めれば、気管支拡張薬、去痰薬および酸素を使用します。
急性細気管支炎は2歳未満で呼吸障害を認めており、輸液、気管支拡張薬の吸入、酸素投与で治療をします。
またインフルエンザにたいしては抗ウイルス薬を使用します。
加えて呼吸障害を認める場合は酸素投与を含めた支持療法を行っています。

その他の感染症
感染源と思われる部位から適切な検体を採取し培養を行っています。治療は効果のある抗生剤を使用します。解熱を認め可能であれば内服に切り替えて早期退院を目指します。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 118 23 24 13 3 34 1 8
大腸癌 53 23 67 29 20 149 2 8
乳癌 19 9 1 0 2 5 1 8
肺癌 14 10 7 2 2 6 1 8
肝癌 3 14 4 2 4 17 2 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
2024年度に入院加療した癌患者様のうち、初発の5大癌(胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌)について病期分類別の延べ患者数を集計したものです。
その他部位も含めた詳細については、トップページから「がん拠点病院」>「院内がん登録」のサイトにおいて、診断年ごとにまとめて掲載しています。
当院は大阪府がん診療拠点病院の指定を受け、検査、手術、放射線治療、化学療法などを含めた総合的ながん医療水準の向上に努めています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 20 10.05 55.3
中等症 66 12.98 71.88
重症 32 16.97 82.78
超重症 6 19 83.33
不明 0 0 0
成人の肺炎患者さんについて重症度別(A-DROPシステム)に平均在院日数、平均年齢を集計したものです。
当院では、中等症の患者さんが多く、中等症~超重症で70歳代、80歳代と年齢が高くなると呼吸不全の合併が多く、人工呼吸やNPPV,ネイザルハイフロー等の呼吸をサポートする機器の使用も必要となり入院期間も長くなります。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 282 19.9 77.72 46.79
その他 30 14.6 78.5 4.49
脳卒中の中では特に脳梗塞の患者数が多く、急性期の脳梗塞に対してはt-PAによる血栓溶解療法、さらにそれに引き続き急性期血栓回収療法を積極的に行っています。当院では急性期脳梗塞治療に対する救急搬送システムや院内体制が整っており、来院時から治療終了まで1.5から2時間以内で完結できるほどにまで時間短縮ができています。一昨年当施設は一次脳卒中センターに認定され、昨年24時間血栓回収療法が施行可能である一次脳卒中センターのうちのコア施設を委嘱されました。また当施設は地域連携がうまくいっているため、回復期リハビリテーション病院への脳卒中患者の転院等も比較的スムーズに行われており、在院日数の軽減に努めています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 154 1.73 5.44 3.9 66.41
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 124 0.1 1.18 0 69.9
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 61 1.49 14.36 4.92 72.03
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 49 0 0 0 65.61
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 48 0.44 3.48 0 42.29
胆嚢切除は予定手術だけではなく、急性胆嚢炎などの準緊急手術も行っており、多くがクリニカルパスを導入し、早期退院ができるようにマネージメントを行っております。鼠径ヘルニアも多くが腹腔鏡下手術で行っており、ほとんどが翌日退院となっています。腹腔鏡下大腸切除では多くの方がクリニカルパスを導入し、早期退院を実現しております。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 108 2.06 21.47 57.41 79.49
K0462 骨折観血的手術(前腕) 97 1.59 8.73 6.19 63.81
K0811 人工骨頭挿入術(股) 59 2.49 24.2 76.27 83.73
K0483 骨内異物(挿入物を含む)除去術(前腕) 26 0.38 3.15 0 48.62
K0821 人工関節置換術(股) 26 1.58 23.23 38.46 74.31
大腿骨近位部骨折だけでなく、全ての四肢外傷に対応しています。北泉州地区での四肢外傷輪番病院も担当しており、開放骨折に対して創外固定を含めた緊急手術も可能となっています。上腕骨近位部骨折でも転位が大きく保存的治療では変形や機能障害が予想される症例に対してはリスク評価後、積極的に手術療法を行っております。大腿骨近位部骨折では、受傷後できるだけ早期に骨接合術、人工骨頭置換術を行っています。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K333 鼻骨骨折整復固定術 18 0.94 1.11 0 26.61
K0021 デブリードマン(100cm2未満) 16 6.13 35.5 0 70.44
K2193 眼瞼下垂症手術(その他) 12 0.17 1.33 0 78.25
K0061 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm未満) 11 0.09 0.45 0 46.82
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(躯幹) 10 0.8 4 0 60.9
顔面骨骨折の中でも鼻骨骨折整復固定術が多くをしめています。術前・術後の日数も1日から2日ほどです。また、眼瞼下垂手術への治療も多く日帰り手術が可能です。
続いて皮膚皮下腫瘍への治療も多く、外来日帰り手術が可能です(悪性腫瘍あるいは軟部腫瘍の場合には入院加療が必要となります)。
頬骨骨折観血的整復術にも対応しています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭) 51 1.1 14.49 31.37 81.39
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 36 2.22 6.86 11.11 75.56
K178-4 経皮的脳血栓回収術 33 0.06 22.36 54.55 78.09
K1781 脳血管内手術(1箇所) 33 1.03 15.85 24.24 67.82
K1642 頭蓋内血腫除去術(開頭)(硬膜下) - - - - -
脳血管内治療専門医4名が常勤しているため、脳血管内治療を第一とした治療を優先しており、病院としても特色を出すように心掛けています。具体的には血管内治療として脳動脈瘤に対するコイル塞栓術、脳梗塞急性期に対する血栓回収療法、頸動脈狭窄や頭蓋内動脈狭窄に対する経皮的血管形成術やステント留置術を中心に行っています。脳血管内治療は脳への侵襲が少ないため、高齢者にも適応でき、在院の軽減に貢献できているものと思われます。その他従来からの開頭ネッククリッピング、バイパス術も行っています。特に超急性期血栓回収療法に関しては治癒までの時間短縮をはかるべく、救急部、看護部、放射線科と密に連携を行い、勉強会等で院内体制を整えています。最近では救急隊との勉強会や市民啓発活動を積極的に行い、発症から受診までの時間短縮を目指しています。そのほか外傷疾患である慢性硬膜下血腫に対する穿頭血腫除去術や顔面痙攣や三叉神経痛に対する機能的手術も行なっています。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K552-22 冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺不使用)(2吻合以上) 55 2.89 25.76 16.36 70.15
K5612ロ ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) 42 3.07 14.86 7.14 77.93
K5601ニ 大動脈瘤切除術(上行)(その他) 34 0.06 36.44 20.59 71.85
K5607 大動脈瘤切除術(腹部大動脈(その他)) 30 4.3 23.5 6.67 72.8
K5612イ ステントグラフト内挿術(胸部大動脈) 29 4.1 17.34 17.24 80.31
①大動脈瘤に対するステントグラフト
②弁形成術
③カテーテル大動脈弁置換術が増加
④小切開心臓手術(MICS)への取り組みと症例数増加
①~④の低侵襲手術中心に手術件数が多くなっている(500例以上で推移)
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) 107 0 0 0 74.01
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) 10 0 0 0 76.7
K2822 水晶体再建術(眼内レンズを挿入しない) - - - - -
当院では白内障手術が多く、そのほとんどが眼内レンズを挿入するもので、日帰り手術で行っています。
日帰り手術後の経過も良好な結果を得られており、平均の術前・術後日数も短くなっています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 90 1.67 6.88 0 76.91
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる) 46 1.11 10.74 0 71.15
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 30 5.47 17.23 16.67 78.7
K803-21 腹腔鏡下膀胱悪性腫瘍手術(腸管等利用し尿路変更なし・通則18) 13 1.62 22.85 0 72.54
K773-51 腹腔鏡下腎悪性腫瘍手術(内視鏡手術支援機器・7センチ以下) - - - - -
高年齢での手術が増えてきていて、手術は低侵襲となってきている。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 322 2.03 12.53 7.76 75.62
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 140 1.92 2.87 2.14 72.61
K555-22 経カテーテル弁置換術(経皮的大動脈弁置換術) 112 6.03 11.07 16.07 84.68
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 68 1.91 2.26 0 70.16
K5461 経皮的冠動脈形成術(急性心筋梗塞) 53 0.02 14.15 11.32 70.72
下肢閉塞性動脈硬化症に対する経皮的四肢血管拡張術・ステント留置術、 次いで心房細動に対する心房中隔穿刺 経皮的カテーテル心筋焼灼術(アブレーション治療)、 虚血性心疾患(狭心症)・急性冠症候群(不安定狭心症や急性心筋梗塞)に対する経皮的冠動脈ステント留置術・形成術、 重症大動脈弁狭窄に対する経皮的大動脈弁置換術(TAVI)が多くなっています。
救急医学科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 24 2.75 22.67 75 76.08
K654 内視鏡的消化管止血術 21 7.14 17.05 19.05 74.19
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 14 8.43 24.21 21.43 76.43
K386 気管切開術 13 12.69 57.85 92.31 74.85
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 10 19.1 41.1 40 73.8
上位の診断群の平均年齢は76歳です。
数日以上の人工呼吸管理が必要な急性呼吸器疾患や、遷延する意識障害などの症例に対し、気管切開術の施行頻度が増えています。重症外傷や消化管出血に対する血管塞栓術も施行されています。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 169 0.63 8.6 7.69 75.82
K721-4 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 117 1.01 4.11 0.85 72.56
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜) 91 1.02 24.49 0 76.34
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 87 1.34 2.31 2.3 71.47
K654 内視鏡的消化管止血術 78 0.62 9.14 15.38 74.82
当科では内視鏡による癌治療を積極的に行っています。endo-knife(内視鏡用の電気メス)で腫瘍を剥離、一括切除する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)という手法を用います。これにより、食道・胃・大腸などの早期癌に対し、お腹を切らず、胃カメラ・大腸カメラだけで癌の治療が可能です。当院では平日は毎日ESDによる癌治療を行っており、全国でもトップクラスの治療件数を誇っています。
その他、総胆管結石など胆道疾患に対する内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)関連手術も多く行なっています。石や腫瘍で胆汁がせき止められてしまった場合には、内視鏡を使ってステントを留置し、胆汁の詰まりを解除します。あるいは胆汁うっ滞の原因となる結石を除去するために、乳頭という胆汁の狭い出口を切開し、その石を除去する治療も行います。外科手術後の特殊な消化管構造に対するERCPは難しいことが多いですが、こうした困難症例に対しても積極的に臨んでいます。
乳腺甲状腺外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 14 1 2.43 0 68
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) - - - - -
K4764 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴う)) - - - - -
K4768 乳腺悪性腫瘍手術(乳輪温存乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) - - - - -
K4742 乳腺腫瘍摘出術(長径5cm以上) - - - - -
原発性乳癌治療では、乳房温存手術とセンチネルリンパ節生検を基本的に実施し、この場合の入院日数は、4日程度である。早期にも関わらず非浸潤癌が乳房内に広く存在する時は、一期的乳房再建も併施している。乳房再建法に関しては、拡大広背筋皮弁を積極的に使用し合併症を起こすことなく良好な整容性を得ている。また悪性度の高い乳癌に関しては、術前化学療法を行った後に残存癌巣の評価と患者さん自身の希望に基づき様々な手術を行っている。更に宗教的理由で手術を受けられない患者さんにも治療機会を提供している。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 19 0.19
180010 敗血症 同一 107 1.06
異なる 64 0.63
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 76 0.75
異なる - -
定義:敗血症(MCD6:180010)、播種性血管内凝固(MDC6:130100)、手術・術後の合併症(MDC6:180040)、その他の真菌症(MDC6:180035)について、入院契機病名(MDC6)の同一性の有無を区別して患者数と発症率を表示。

解説:播種性血管内凝固症候群(DIC)は、抗血栓症性の制御能が十分でなくなり、全身の細小血管内で微小血栓が多発して臓器不全、出血傾向のみられる予後不良の病気です。生体内の抗血栓性の制御をはるかに超える大量の凝固促進物質(組織因子)が血管内に流入(出現)することがDICの原因と考えられています。
敗血症は、肺炎や腎盂腎炎(じんうじんえん)など生体のある部分で感染症を起こしている場所から血液中に病原体が入り込み、重篤な全身症状を引き起こす症候群です。血液中に病原体が入り込む原因の感染巣としては、腎盂腎炎といった尿路感染症、肺炎などの呼吸器感染症のほか、胆嚢炎(たんのうえん)・胆管炎、腹膜炎、褥瘡(じょくそう)感染などがあります。
真菌感染症とは真菌がヒトや動物の体の障壁を越えて定着することに起因する感染症です。上記DICの病態を作り出す一因として重要です。
手術・処置等の合併症とは手術、処置等の後、それらがもとになって起こることがある病気を指します。医療で用いる「合併症」という言葉には、病気が原因となって起こる別の病気と、手術や処置等に引き続いて起こる病気、また、手術や処置で発生した予期しない病態など、様々な意味を持っています。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
974 898 92.2%
手術後はベッドでの安静や長期臥床により両脚の静脈に血栓を形成することがあります。血栓が形成されると、肺の血管が詰まり肺血栓塞栓症となることがあります。当院ではリスクレベルの高い患者様に弾性ストッキングなどを用いて管理・観察を行っております。当院では、肺血栓塞栓症のリスクレベルが中リスク以上の予防対策実施率は92.2%となっております。
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
5726 4036 70.49
血液培養は1セットのみの場合の偽陽性による過剰治療を防ぐため、2セット以上行うことが推奨されています。当院では、血液培養2セット実施率は70.49%となっております。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
1043 911 87.34
広域スペクトル抗菌薬は多くの種類の細菌に効果を示すため、正確な細菌の種類を特定することが重要です。細菌培養を行うことで、原因菌の特定や、適切な抗菌薬治療に役立ちます。当院では、広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率は87.34%となっております
転倒・転落発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生した転倒・転落件数
(分子)
転倒・転落発生率
108469 271 1.38
当院では患者様が安心・安全に入院生活が送れるよう、転倒転落防止対策に積極的に取り組んでおります。高齢の方や手術後、体力が低下している患者さまにとって、病室内やトイレ、廊下での転倒・転落は大きなリスクとなります。そのため当院では以下のような取り組みを行なっています。

・転倒リスク評価の実施(入院時・毎日)
・転倒リスクに応じたケアプランの作成
・転倒リスクの高い方へのリストバンドの装着
・スタッフによる定期的な見守り

また、医師・看護師・リハビリスタッフなど他職種が連携し、一人ひとりの状態にあわせた安全対策を行なっています。

転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生したインシデント
影響度分類レベル3b以上の
転倒・転落の発生件数(分子)
転倒転落によるインシデント影響度
分類レベル3b以上の発生率
- - -
当院では、患者様の安全を最優先に考え、日々の医療・看護の質の向上に努めております。2024年度に報告された転倒転落によるレベル3bインシデントは1件(転倒による骨折で手術が必要となった事例)でした。これらの事例については、再発予防のため原因分析を行ないスタッフ間での情報共有と対策の強化を実施しています。

特に高齢者や認知症をお持ちの患者様に対しては、ベッド周囲の環境整備や見守り体制の充実を図るなど、具体的な予防策を講じています。
今後も、患者様が安心して療養できる環境作りに努め、転倒・転落防止策をさらに強化してまいります。
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率ファイルをダウンロード
全身麻酔手術で、
予防的抗菌薬投与が実施された
手術件数(分母)
分母のうち、手術開始前
1時間以内に予防的抗菌薬が
投与開始された手術件数(分子)
手術開始前1時間以内の
予防的抗菌薬投与率
2010 1954 97.2
抗菌薬は投与してから組織に到達するまで時間がかかります。手術開始1時間に予防的抗菌薬を投与することによって、手術切開の瞬間から、手術部位で抗菌薬の有効濃度を保つことで、手術部位感染を防ぐことにつながっています。当院では投与率は97.2%になっています。
d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和もしくは
除外条件に該当する患者を除いた
入院患者延べ数(分母)
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上
の褥瘡)の発生患者数(分子)
d2(真皮までの損傷)以上の
褥瘡発生率
103623 21 0.02
当院では、医療の質の指標の一つとして、「年間d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率」を公開し、日々のケアの改善に役立てています。
d2以上の褥瘡は、真皮まで損傷が及ぶもので、治療に時間を要し、患者さんの苦痛や入院期間の長期化につながることがあります。そのため看護師だけでなく、医師や薬剤師、管理栄養士など多職種のメンバーが協働し
予防ケアや治療に取り組んでいます。
今後も患者さんが安心して入院生活を送れるよう、質の高い医療の提供を目指してまいります。
65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合ファイルをダウンロード
65歳以上の退院患者数
(分母)
分母のうち、入院後48時間以内に
栄養アセスメントが実施された
患者数(分子)
65歳以上の患者の入院早期の
栄養アセスメント実施割合
6233 4951 79.4
急性期病院のニーズとして、早期に栄養アセスメントを行い栄養管理に努めています。
身体的拘束の実施率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
(分母)
分母のうち、身体的拘束日数の総和
(分子)
身体的拘束の実施率
108469 10965 10.1
当院では、患者の基本的人権を尊重して、生命または身体を保護する緊急やむえない場合を除き、身体的拘束を禁止しております。しかし、急性期医療の中で治療を中心とした疾病管理や患者の安全確保を目的に、やむを得ず抑制しなければならない事例も少なくありません。当院での令和6年度の身体拘束率は10.1%でした。今後も組織として拘束をしないための具体的なケアを追求しつつ不要な身体的拘束を少なくするために、十分な検討と患者理解を行い、根拠に基づいた安全で質の高い医療が提供できるよう取り組んでいきます。
更新履歴
2025.09.26
令和6年度 病院情報を公開しました。
お問い合わせ 湘南鎌倉医療大学 ピアレビュー 内視鏡医募集サイト 職員専用バナー