病院公式
オンコロジーセンター
特徴
当院のオンコロジ-体制は、医師を中心に看護師・薬剤師・放射線技師・医療ソ-シャルワ-カ-・事務職員などの担当スタッフで構成され、病院全体で患者様の集学的がん治療に取り組んでいます。2004年4月よりオンコロジ-委員会を立ち上げ、毎月1回委員会を開催すると共に、化学療法委員会・集学的がん治療委員会・緩和治療委員会・がん登録委員会を組織し、化学療法、放射線療法、緩和ケアなど幅広くがん治療ができる体制を整えております。
2004年7月から外来化学療法を開始し、2006年9月に現在の外来化学療法室を開設し、薬剤師による安全キャビネット内での化学療法剤の調製を実施しています。
2004年7月から外来化学療法を開始し、2006年9月に現在の外来化学療法室を開設し、薬剤師による安全キャビネット内での化学療法剤の調製を実施しています。
外来化学療法
現在外来化学療法の実施件数は1ヶ月で150件以上となり、疾患としては大腸がん、胃がん、食道がん、膵臓がん、前立腺がん、肺がんなどを中心に治療しています。
化学療法委員会で審議したガイドラインに沿った登録レジメンを使用し、電子カルテによるシステム運用にて標準化した化学療法を提供しています。
処方は前日までに医師・薬剤師の2重チェックを実施し、処方の誤りのないようにしています。
当日は主治医が患者さまを診察し、体調や検査デ-タを確認した後化学療法の実施を判断します。実施が決まれば外来化学療法室内の調製室にて薬剤師が化学療法剤のミキシングを開始し、随時患者さまに投与されます。副作用については医師・看護師が中心に対応し、患者さまが安全に安心して化学療法を受けて頂ける体制づくりに日々努力しています。
スタッフのレベルアップ
病院スタッフのレベルアップのため全職員対象に年3回の勉強会を開催すると共に、2010年度より「オンコロジ-エキスパ-ト研修会」を企画し実施しています。7回の講義修了後に修了試験を実施し、現在97名のオンコロジ-エキスパ-ト研修修了者を送り出しました。患者様に安心して治療を受けて頂ける環境づくりのため、メディカルスタッフの専門家育成に努力しています。
大阪府がん診療拠点病院
2011年4月より「大阪府がん診療拠点病院」として認定され、がん治療の地域連携にも力を注いでいます。今後も、より充実したがんの集学的治療を目標として、常に最新の技術や医薬品の導入に努めながら、外科手術、放射線療法、化学療法、緩和治療の充実を図ると共に、検診による早期発見と予防にも力を入れ、地域医療に貢献できるよう努力していきたいと考えます。